ノック練習のすすめ
ノック練習は、バドミントンの技術を習得するのに必要な練習メニューです。
野球のノック練習と同じように、ノックを出す人が連続してシャトルを出すので、プレイヤーはそれを打ち続けます。
何のスキルを身につけるか、目的に合わせて行います。
例えば初心者の場合、正しいフォームで打つことや、フットワークを身につけることが主な目的になります。
通常、ノックは初心者同士で行いません。
なぜなら、初心者では上手な球出しができないからです。
上級レベルの選手をノッカーにするようにしてください。
ノッカーの注意点
安全面を考慮して、プレイヤーの正面に立たないようにしましょう。
最初は規則的に球を出しますが、慣れたら実際のゲームのように、リズムを変えて球を出すことをおすすめします。
様々なノック練習
ノック練習には技術を身につける目的や、スピードアップのため、スタミナ向上のために行うものなど様々です。
例えば、スタミナ向上のためにノック練習する場合、1回あたりにノックで動く時間が長いです(1回あたり30秒~1分)。
ハイスピードで動くラリーが続くバドミントンでは、スタミナ低下の原因となる乳酸が体内にどんどん溜ります。
その結果、試合の経過とともに動きが鈍くなり、足が止まってしまいます。
乳酸によるスタミナ低下を対策するために、トレーニングでわざと乳酸を産生することで、体がそれに適応するようになり、スタミナ向上につながるというわけです。
その他のノック練習として、ネットプレーを想定したものや、スマッシュからのリターンを攻撃につなげるものなど様々ですので、スキルや目的に合わせて行いましょう。