効果的なウォーミングアップは?
運動を始める前は、体の準備が必要です。
バドミントンに限らず、どのスポーツにも当てはまりますが、ケガをしないようにするために、筋肉を温めたり、関節の可動範囲を広げたり、心肺機能を高めるなど、体のメンテナンスをします。
バドミントンは競技の性質上、足を大きく開いて、前に踏み込むことが多いスポーツですので、股関節をしっかり動かして準備することが必要です。
そのため股関節ストレッチも効果的です。
ウォーミングアップの順序は、軽いジョギングから始まり、次にストレッチをして体の柔軟性を高めます。
バドミントンは体を反って打つ動作が多いため、特に大腿四頭筋を伸ばすことが必要です。
大腿四頭筋が硬いと、反る動作の妨げになります。
そうなると他の部位に負担がかかり、ケガのリスクが高まる可能性があります。
大腿四頭筋を意識して、念入りにストレッチを行いましょう。
他にアキレス腱や肩のストレッチも重要です。
ウォーミングアップの5つの効果
呼吸・代謝機能の向上
ウォーミングアップで体温が上がると、血流が良くなります。
筋肉への血液量が増えて、心肺機能の酸素供給が活発になります。
筋肉の発揮能力の向上
ウォーミングアップで筋温が上がると、筋肉への神経伝達速度が速くなります。
反応時間の短縮
ウォーミングアップによって、脳や神経系の興奮水準が高まり、神経伝達速度が速くなります。
柔軟性の改善
体温の上昇は、関節可動域を広げるのに好影響をもたらします。
体と心の緊張を解く
筋肉をほぐして緊張を取り除くことで、心の緊張も自然にとれていきます。