スマッシュの打ち方のコツ
バドミントンのスマッシュは、甘い球が上がってきた時に、全身の力を使ってシャトルを下にたたきつけるショットです。
トップクラスの男子選手がスマッシュを打つと、初速は時速320kmになると言われています。
スピードや威力を高めるには、腹筋、背筋、腕力が必要になります。
試合中にチャンスがあれば、もちろんスマッシュを狙うのは構いませんが、一発で決めようとすると力んでしまい、失敗することが多いです。
相手の甘い球に対しては、状況によってプッシュを狙うこともできます。
連続攻撃をしかけるつもりで、まず相手の体勢を崩すことを考えましょう。
スマッシュを打つ時は、ラケットを背中にかつぎ上げて、左手を上に伸ばします。
そして右ひじを曲げて、右足に体重がかかるように、しっかり体重移動することが大事です。
上げていた左手を下ろして、シャトルに正面から向かう体勢になります。
インパクトの瞬間、シャトルに全体重をかけるために、高い打点から下にたたきつけるように打ちます。
角度のついたシャトルがネットぎりぎりを通って、鋭角に落ちるのがベストです。
初心者の方は、スピードや威力より角度をつけることを意識してみてください。
ネットにかかることを恐れるとスイングが中途半端になって、ミスしやすくなります。
角度をつけて、しっかりラケットを振り切ることが大事です。
打ち終わった後は、相手の返球に備えるために、すぐにホームポジションに戻る意識をもちましょう。
スマッシュを打って余韻にひたってしまうと、相手が返球した時に対応できなくなります。